ここにはもっと漫画を面白くする方法を思いつくままに載せておきます。
5つの法則をマスターしてから読まれることをオススメします。
なぜならテクニック的なことになるので、
下手をすると、作者の想像力を制限してしまうかもしれないからです。
●事件は始まっている
問題はストーリーの冒頭から始まっていないといけません。
よく、何も起こっていないところから話が始まるものがありますが、退屈なだけで
時間の無駄です。
●主人公を苦しませる
苦しませれば苦しませるほど、問題が解決したときに盛り上がります。
苦しませるには制限をきつくするか、問題の強度を上げることです。
つまり主人公側のハードルを上げるか、敵側のハードルを上げるかです。
ドラゴンボールとか、ワンピースは後者ですね。これが敵のインフレです。
主人公側のハードルは越えてしまうと、再度設定しづらいので、
連載だと初期は前者、その後は後者になるようです。
●読者の理解を超えすぎない
あまりに現実離れしすぎると、読んでいるほうはわからなくなります。
読者に理解させることは、全くの他人に、
自分の家族の間だけで通じるギャグを通じさせるくらいのハードルがあります。
なので傾向として、ファンタジーやSFなど、舞台が現実離れしている場合は、
家族の愛とか、友情とか単純なテーマが選ばれているように思います。
漫画じゃないですがアバターとか、世界は複雑ですが内容はすごい単純。
(だからファンタジーやSFは子供向けって思われるんでしょうね。)
逆に難しい心理を表そうとしたら、現実に近い舞台にしたほうがやりやすいと思います。
●キャラに正のギャップを持たせる
これはしまぶーが言っていて普遍的だなととおもった内容です。
キャラにはギャップがあるとインパクトがあります。
超弱そう→実は超強いなどです。
それ自体はわかりやすいのですが、実は「正のギャップ」にする必要があるのです。
超悪そう→実はいいやつはOKですが。
いいやつそう→悪いはNG。
もちろんインパクトを出すために負のギャップもありますが、
好きになってもらったり感情移入できるようにするには正にする必要があります。
●心が変化するサブ主人公
大きな問題があって、サブ主人公が困っています。それを解決するための制限をサブ主人公の心の変化に設定します。主人公は心が不変ですが、サブ主人公の心の変化を受けて、問題を解決します。
抽象的なので、ちょっと具体的に書いてみます。サブ主人公は気が弱くていじめられっこ。主人公は強いので、サブ主人公をすぐにでも助けられるが、気の弱さを直してあげたい。そうでないといつまでもいじめられる。主人公「正しいことは正しいと言え!」この言葉をきっかけに、サブ主人公はいじめっ子に挑む。負けてしまうが、心はすがすがしかった。その心意気を見た主人公がいじめっ子をやっつける。
これは細かい設計が必要で、破綻しないようにするのが難しく、結構テクニカルですが、きまれば盛り上がります。
また思いついたら書きます。
●起承転結・伏線の回収・メタファー・構成・キャラクター作り・・・
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